えどさき街並み遺産〜桑田屋酒店

桑田屋酒店【伊藤家】

明治時代、旧稲敷郡鳩崎村（現在の稲敷市鳩崎）にあった「上菱醤油」を近郷に売り歩いたのがはじまり。屋号は「桑田屋」。

店舗裏の木造２階の建物は昭和27年築。昭和53年頃、沿道の現在の店を建てた際に現在地に引き屋したもの。１階は倉庫、２階は住まいとして使用しています。

木地元の木材を使い、梁も厚く壁の厚みもあり、西日が当たっても室内が暑くならないそうです。（画像右）店舗内に分銅式の古い量りがあり（画像左上）かつてはこれで醤油や味噌も量り売りしていました。昭和30年代までは近郷の農家から委託を受け、ナタネ、ゴマの油も絞って売っていたそうです。

当時の佇まいを残す建造物群

鰯屋（いわしや）薬局（切り通し町）

切り通し町は蔵造りの店構えを残す店が多く、こちらのお店も蔵の佇まいを上手に利用されています。

酒のいとう（西町）

江戸崎西町の老舗の酒屋さんです。店内も当時からの雰囲気が残るお店です。

田上邸（西町）

昭和初期の佇まいを残す、趣のある邸宅でしたが残念ながら近年解体されました。

高尾米店（西町）

明治時代から続く米店。建物は昭和初期のもので築80数年の建物です。

近江屋商店（切り通し町）

築110年の蔵造りの商店。現在では改装しオーガニック野菜や化学添加物不使用の食材を販売しています。

旧山崎歯科医院（本宿町）

江戸崎まちなかの歯科医院。

桑田屋酒店（新宿町）

店舗裏の木造２階の建物は昭和27年築。明治期に「上菱醤油」の販売店として操業しました。

木野内徳次郎商店（浜町）

明治30年代初めに創業。屋号は「八幡屋（やはたや）」。店舗は大正元年築。

江戸崎合同ハイヤー（田中家）（浜町）

江戸時代初期に近江からやってきた商家。屋号は「鍋屋（なべや）」

山口商店（切り通し町）

江戸崎まちなかの老舗の種苗店です。こちらも雰囲気のある佇まいが特徴のお店です。