江戸崎まちなかガイド

江戸崎のまちなか地区は、霞ケ浦が湾入した「江戸崎入(えどさきいり)」 の再奥部に位置し、小野川河口域の水辺に市街地が形成されています。まちなか中央部には、かつての江戸崎城趾がある城山~羅漢山~伊勢の台と続く丘陵地があり、その周辺には江戸崎城下町時代を偲ばせる寺社仏閣が多数点在し、明治時代からの古い土蔵などの建築、昭和当時の佇まいを残す商店街があります。

江戸崎八景
 

「江戸崎八景」とは、明治末年に詩歌にうたわれ、選定された江戸崎まちなか地区の八か所の風景です。現在でもその風光明媚な風景を見る事ができます。

江戸崎商店街と街並み

18世紀半ば以降に、霞ケ浦沿岸の水運と周辺の小麦と大豆を原料に醤油醸造業【※】が栄えました。 それに伴い、近江商人による起業や、関連する問屋、小売業の進出とともに発展し、明治時代には郵便局や郡役所、警察署、税務署、国・県の出先機関や各種銀行等が次々と開設され、郡の中心地区としての街並が形成されました。【※笑遊館は「醤油の産地としての江戸崎」をしのんで、笑遊館(しょうゆうかん)と名付けられました。】

     

稲敷郡の商業の中心地として賑わった江戸崎まちなかには、かつては「駅前商店街」「中央商店街」「ホームセンター」「江戸崎銀座商店街」「浜町商店街」「切り通し商店街」「大黒商店街」などが存在し、その賑わいに伴って現在でも多業種の商店、地域の名産を扱う商店や食堂、割烹などの飲食店が数多く軒を連ねています。

江戸崎まちなかの寺社

江戸崎まちなかには、天台宗、浄土宗、臨済宗、曹洞宗、時宗の各宗派寺院、鹿島神社、八坂神社が点在しています。半径数百メートル以内に これらの寺院がある街並はめずらしいと言われています。

江戸崎まちなかの地図とビューポイント

江戸崎まちなかのシンボルとも言える場所(ビューポイント)です。上の地図の中に、左のマークが表記されている位置の場所にあります。(各ビューポイントの説明と画像は下記)

大正橋
【大正橋】

大正元年(1912)に建設された木製の橋が初代の物です。
現在の橋は3代目です。江戸時代~明治時代は舟運が盛んで、
小野川周辺にも多数の河岸があり、商業の地としての繁栄を誇っていました。

大正橋からの眺望
【大正橋からの眺望】

大正橋脇の湖岸には船着場があり古くは商業船の船着場として賑わっていたようです。堤防には桜並木があります。堤防沿いにリバーサイドパーク(かぼちゃ公園)があって、休日は憩いの場として賑わいます。

不動院の本堂
【不動院の本堂】

医王院東光寺と号する天台宗寺院「不動院」。かつては末寺門徒114カ寺を有する大寺院として関東八檀林の一つに数えられました。

不動院からの眺望
【不動院からの眺望】

不動院本堂前から東の方角に、関東最大級の仁王門の屋根を見下ろすと、江戸崎の街並みを一望できます。

大日苑
【大日苑】

江戸入干拓を行った植竹庄兵衛が建てた居宅。皇族が一時住居に使用し、戦後は結婚式場などの利用されました。

大日苑からの眺望
【大日苑からの眺望】

大日苑敷地内からは、稲波の干拓~霞ケ浦が一望できます

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